永遠の思春期?無条件の愛?


「なんでコイツら無条件に押し付けてくんの!?」
その感覚は、わたしの中でとにかく頻繁に登場する。
社会の澱を自分の中に蓄積するしかなく一線を越えた人間は
「犯罪者」となり、だから分かりやすいし裁きやすい。
だけど、本当にキモチワルイ人間は「普通」の顔して生きている。


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エヴァ』を読んでから、日常で遭遇する出来事が
なんだかそれに関連して見えてくるような感覚もあって
う〜んわたしにもオタク的側面があるのかな〜と思う。
(あ、単純にエヴァ好きってゆーのとはちがって)


エヴァ』の世界はやっぱりよくわかんねえ。
でも「分からん」とゆー意味でよく「分かる」。むすかしい??
正体不明な“使徒”と命がけで戦うという超ハイレベル任務を
親の愛を知らない14歳の子どもたちに託すという設定自体は、
これがないと何も始まらんわけなのでまー分かるんですけど・・・


「わたしだったら絶対引き受けねーだろなぁぁぁ」


だって〜エヴァに乗ることのメリットは何!?
母の大きな愛が取り戻せんのか!?
好きなオンナノコ(オトコノコ)と付き合えんのか!?
一生遊んで暮らせる金がもらえんのか!?(こ、これは汚れてる・・・)
しかしこれらも命がけで戦うに値するほどの条件か!?


それをゆったらおしまいよ的な感想しか言えないわたし(_ _)
仕方ないです、泥まみれなオトナですもの(;;)
メリットだ条件だ、あーウザイしょーもない。と思われたって仕方ねえ。


・・・でもこれはわたしにとっては割と重要な視点なのだ。
金とか愛とか、無条件で手に入ると思ったらそれは当然大間違いで
簡単に手に入れられないからいろんなムジュンが起こったり
でもそのムジュンとどう付き合うかというところでしか
自分自身の<思春期>に終止符を打つことはできない。
(終止符を打つべきかどうかとゆー議論は置いといて)


「自分がそれを選択すべきかどうか」
条件判断を繰り返してわたしは生きてきた(と思う)。
中には疑わしい条件もある!!
疑わしい条件の裏にはたいがい闇が潜んでいる!!
ときどき判断ミスって流血経験多数!!(←わたし)
条件が提示されない物事の裏にはさらに巨大暗黒が広がってるかも!!


永遠に(条件判断を避けて)思春期を生きることはできるかもしれない。
でも愛は条件付きでさえ困難で、ましてや無条件で手に入るなんてありえねー。
「無条件の愛はある」という人がいるならば、それは限りなく胡散臭い。
その<絶望>を受け止めたとき、わたしの苦しい思春期は終わった。


★本日のBGM:Rock Steady(Aretha Franklin)