Something helps me

staff&guests



月日が過ぎるのはなんと早いのだろう。
もう夏がやってきたなんて、感じる間もなかったこの頃。


その日、わたしはとても疲れていた。
帰る途中で、わたしを迎えに来てくれる人に「○時ごろ到着するよ」と
一本のメールを入れることさえ忘れるくらい。
不信の塊。人をおとしいれることに費やされる負のエネルギー。
その毒気を背負ったまま、わたしはいつもより長めの帰路についた。
帰った後も、ノドに小骨が刺さったようにそのことを忘れられず眠りについた。


朝目覚めると、そこには昨日とはまったく違う視界が広がって、
「小骨」を気にする暇もなかった。
こども、おとな、じいちゃん、ばあちゃん。
いろんな人たちの笑った顔や話し声がスルスルと入り込んで。
この日集まった人たちにとっては、もちろんわたしの中の「小骨」なんて関係ない。
でもわたし自身は、この空間とみんなに助け出してもらった気がした。


ここを離れたら、また闘いが待っている。
でもきっとどこにいても、つらいこともうれしいことも経験するのだろう。
そして「もうだめだ」と思った時も、そこにある何かが、力を貸してくれると思う。


★本日のBGM:スタンド・バイ・ミー(そこにいたみなさん)