サッカーと選挙。


今週は休み無しなので昨晩は早めに寝るつもりだったのに
アジアカップの三位決定戦から目が離せず・・・一応わたしは日本を応援。
俊輔と中澤と川口好きやし〜そしてなんつってもオシム監督ファンなんで。
でも多分かなりの人が同じだろうが、途中から「これは韓国の勝ちや」と思った。
わたしはサッカーのルールも技術的なこともよく分からんのですが
韓国チームの気迫は、どう見ても日本を上回っていた。


こーゆー結果になるといつも出てくるのが監督の采配に対するバッシング。
わたしがオシムファンだから・・・というわけではなく
彼の「試合においても人生においても、勝つ時もあれば負ける時もあります」
という言葉はまったくもって真髄をついていると思う。
むしろそれ以外に言うべきことはないとさえ思う。
監督(トップ)の首をすげ替えたり、ちょっとしたメンバーの交代うんぬんで
チーム(組織)の本質はそうたやすく変わるものではない。
オシム監督は多分そのことを(彼の人生において)理解しているのだと思う。


わたしがむかし某先輩から口酸っぱく言われたのは
「組織の力はそれを構成するひとりひとりの力に規定される」という言葉だった。
そーゆーもんだ。日本は試合に負けたけどそれで「よかった」のだ。
わたしは中田が在籍していた頃より今のチームの方が断然好きである。


自民党は負けるときっと誰もが予測していた。だからって何が勝ったんだろう。
今の首相は嫌いだが、では大人気だった前首相の「采配」は素晴らしかったのか。
彼はいまだにすごい人気で復帰熱望説まで出ているらしいが、
表面化している「格差」も、結局議論されることがなかった「改憲」も
「うまいパフォーマンス」の影でコソコソと礎が築かれたものだ。
しかも何が「うまい」のかわたしにはさっぱり分からん。
演説とか答弁とか聞いても全く人(一般人)をなめとったやん。
「聞こえがいいようにゆっとけ。カンタンにだませるから」っていう感じ。
なんでそれが分からんのか、わたしにはほんまに分からん(正直)。


そーゆーのが「采配」と評されるのであれば、
この国はやはり悪い方向に向かっていくしかない。


★本日のBGM:Whatcha Gonna Do(Peter Tosh)