人の数ほど人はいる。


新しい仕事の現場で、毎日いろんなことがあって
イライラしたりびっくりしたりするので
そんな話を友人にグダグダしていたら、
「そりゃおもしろい!!本が書ける!!」と真剣に言われた。
(「おもしろい」とゆってもマニアックな話っすよ;)


いろんな人がいるもんだ。


話は変わるが、先日初めてお会いした女性からこんな話を聞いた。
小学生の時から小説を書くのが好きで、ある時会心作を出版社に投稿。
その原稿を見た父親が「子どもがこんなおとなびた小説を書くなんて!」
と激怒し、以来小説を書くことを禁じられた。
その後かなりの年月を経て、某有名監督の映画(ヒット作)を観てびっくり。
なぜならその内容は、自分があの時投稿した小説そのものだったから。


彼女はちょっと変わった人生を歩んでいるようだったけど
自慢する風でもなく「ちょっとくやしいや〜ん」と酔っ払いながらクダまいてた。
そしてその席には「お兄さんが芥川賞作家」という老紳士もいて、
末席で微笑む眼差しには厳しさと優しさが同居しているような方だった。


日々こうやってお会いする方々と、その時だけの付き合いになるのか
その後も縁は続くのか。分からないけど多分それは自分次第なんだろう。
油断すると何気ない瞬間に埋もれているものを見落としたり、
逆にどーでもいいことに気を取られたり。
器用じゃない自分がいやだなあ、と思うこともあるけど
そーゆー自分とどう付き合うかも、自分次第なのだと思う。


★本日のBGM:(I'm Your)Hoochie Coochie Man(Muddy Waters)